さて前回は、総合コース(私立対策コース)の振替授業に参加し、ネイビーの精鋭集団に圧倒され、小学校受験の戦略そのものを考えさせられたかけるんパパです。
国立小学校受験を目指して国立対策コースを受講してたのですが、私立小学校を目指す子供達も国立を併願するという、当たり前の事実に気付かされ、またそのライバル達のレベルの高さを肌で感じ取って、焦りを感じて家路につきました。
当のかけるんはというと「問題はちょっと難しかったけど〜楽しかった」とのこと。楽しかったのは良かったのですが……。
家に帰ってママに今日のことを報告。かけるんパパは今の国立対策コースで本当に受験当日を迎えて良いのか心配だということを、いろんな角度でママにお伝えしました。
そうです……もうパパは心には決めていたのです…… 「総合コース」に変更するぞ! と。
でも一般的な捉え方として、「総合コース」と「国立コース」があったら、総合コースは私立受験をする子供達のコースという捉え方をしますよね。ママもそうです。
当然「私立受験しないのに総合コースを受講する人なんている?」と。まぁそうですよね……。私立受験もしないのに総合コースはオーバースペックなような……。
でもやはり 私立を受けるつもりで国立対策をしないと、あのネイビーの精鋭軍団には勝てない ような気もしちゃってて……。
ん〜、なんか説得する拠り所はないかと。そもそも国立小学校は家の近くにあって受けてみようかと思ったのが初めてなのですが、そこには授業料というコストが許容範囲だったということも受験する意図に含まれています。
私立小学校だとやはり年間のコスト100万円〜180万円という費用が6年間かかってくるというお金の問題で、うちは無理と決め込んでいたのですが、本当にそうなのでしょうか……。
そこで改めて、私立小学校(例えば小中一貫校)に6年間通わせるコスト(提携学童・補習塾を含む)と、公立小学校に通いながら、今の過酷な中学受験戦線を勝ち抜くために「小学校2年生」から通塾を開始するコスト を徹底的に比較分析してみました。
その結果、これまでの常識を根底から覆す、驚くべき事実が見えてきたのです。
「公立は安い」という呪縛を解く:学習費のリアル
まず、私たちが漠然と抱いている「公立小学校=教育費がほとんどかからない」というイメージを客観的なデータで検証してみましょう。
文部科学省の「子供の学習費調査(令和3年度)」によると、公立小学校の年間学習費総額は約35.3万円です。これには授業料(無料)以外に、給食費や学校外活動費(学習塾や習い事)が含まれています。
一方、私立小学校は約166.7万円で、公立の約4.7倍の費用がかかります。6年間の総額で見れば、公立は約211万円、私立は約1,000万円となり、約800万円近い巨大な壁が立ちはだかるように見えます。
しかし、これはあくまで「平均値」です。ここに 「中学受験」という名の超大型投資 が加わると、景色は一変します。
中学受験コストの「不都合な真実」:小2からの長期戦
「公立小なら学費が安いから安心」というのは、中学受験をしない場合に限った話です。しかも、現在の首都圏を中心とした中学受験は、難化と早期化が止まりません。
かつての「小4から塾へ」という常識は過去のものとなり、今や 「小学校2年生」からの通塾開始 が戦略的なスタンダードになりつつあります。
小2から始める通塾コストのシミュレーション
難関校を目指すために小2から準備を始め、個別指導やプロ家庭教師を併用する場合、その費用は文字通り「恐ろしい」レベルに達します。
- 小学校2年生(基礎塾・先取り・習い事): 年間約40万〜70万円。
- 小学校3年生(塾の本格化・通塾開始): 年間約50万〜80万円。
- 小学校4年生(進学塾本格始動): 年間約120万〜150万円(SAPIX等の大手塾+講習代)。
- 小学校5年生(重課金期): 塾代+個別指導(週1・月5万円)= 年間約143万円。
- 小学校6年生(決戦期): 塾代(講習込・志望校別特訓)約151万円 + プロ家庭教師(月15万円)= 年間約331万円。
この前提で計算すると、 小2から小6までの通塾関連費だけで、総額は約684万〜774万円 というのが一つのボリュームゾーンになります。
さらに、季節講習の強化やNN特訓などの志望校別特訓、模試、教材費、さらには遠方の受験校への交通費や宿泊費を加えれば、 総額800万円から1,000万円を超えるケース も決して珍しくありません。
つまり、中学受験の後半戦(小5・小6)では、たった1年間の塾代が、私立小学校の年間学費の2倍、あるいは3倍もの金額になって家計に襲いかかるのです。
共働き家庭がハマる「学童保育」と「習い事」の落とし穴
次に、私たちのようなフルタイム共働き夫婦にとって、無視できないのが放課後のコストです。
公立小学校の場合、自治体運営の学童クラブは安価ですが、預かり時間が短かったり、定員がそもそも限られてイタリ、夏休みなどの長期休暇中のサポートに不安があったりします。
その結果、多くの共働き家庭は週3〜5回、 「民間学童」 を選択します。この費用が月額約7万円かかる場合、6年間で 約504万円 にも達します。
一方で、近年の私立小学校は「共働き世帯への対応」を非常に重視しています。 多くの学校が校内に「アフタースクール(提携学童)」を完備しており、月額約4万円程度で質の高い預かりを提供しています。
ここでは単なる預かりだけでなく、英語、音楽、プログラミングなどの専科教員による指導が含まれていることも多く、外部の習い事に通わせる手間と費用を節約できます。
また、英語教育についても大きな差が出ます。私立小学校は低学年から充実した英語教育が行われるため、外部の英語教室に通う必要性が低くなります。
一方、公立小に通いながら英語力を維持するために月1万円を費やせば、6年間で72万円が上乗せされます。
【徹底比較】6年間の教育コスト・シミュレーション
さて、ママを説得するために、これら全ての要素を盛り込んだ「リアルな比較表」を作成しました。 前提条件は以下の通りです。
- 私立小ルート: 附属校に進学。校内学童(月4万)を利用し、学校の勉強を補完するための標準的な塾(300万)を併用。外部英語なし。
- 公立小ルート: 小2から中学受験塾へ。個別・家庭教師を含めた高額塾代(800万)が発生。民間学童(月7万)を利用し、外部英語(月1万)も併用。
6年間の教育コスト徹底比較表(概算)
| 項目 | 私立小ルート(附属校・塾あり) | 公立小ルート(小2通塾・高額塾代) |
|---|---|---|
| 小学校6年間の学費 | 約1,097.4万円 | 約201.7万円 |
| 学童費用(6年間) | 約288万円(月4万・提携) | 約504万円(月7万・民間) |
| 中学受験・学習塾費 | 約300万円(内部対策等) | 約800万円(小2開始・個別/プロ家教) |
| 英語・外部習い事 | 0円(学校で完結想定) | 約72万円(月1万×6年) |
| 合計 | 約1,685.4万円 | 約1,577.7万円 |
※変動要素あり
この結果、差額は約107万円まで縮まりました。 「それでも私立の方が100万円高い」と思われるかもしれません。しかし、この100万円で 「中学受験という過酷な戦い」を回避、あるいは大幅に軽減できる権利 を買えるとしたら、どうでしょうか?
費用以上に重い「時間の代償」と「精神的リソース」
ここで、お金以上に重要な視点があります。それは、中学受験に費やされる膨大な 「時間的コスト」 です。ある試算では、中学受験に費やされる時間は 約6,300時間 とも言われています。
この6,300時間を、公立小の子たちが暗い顔をして計算ドリルや夜遅くまでの塾に費やしている間、小学校受験で早めに環境を確保した私立小の子供たちは、その時間を何に使えるでしょうか?
- 大好きなスポーツや芸術に打ち込み、一生の特技を身につける。
- 家族との豊かなキャンプや旅行を通じて、感性を育む。
- 学校独自の探究学習や国際交流プログラムに没頭し、広い視野を持つ。
さらに、中学受験の難化に伴い、小6の1年間で300万円以上を投じ、親子で睡眠時間を削って努力しても、第一志望に合格できる保証はどこにもありません。
受験当日の体調不良やプレッシャーによるメンタルの不調というリスクは、常に子供の隣にあります。
一方で、小学校受験は子供がまだ幼いため、親が主体となって「環境」を整えてあげることができます。この時期に人生の土台となる環境を確保することは、結果として将来の大学受験や、公認会計士、医学部などの高度な資格試験に向けた 「戦略的な先行投資」 になるのです。
受験対策の「超」早期化とネイビーの精鋭たち
今回、最も焦りを感じたのは、受験対策そのものが想像を絶するスピードで早まっているという現実です。我が家は年中10月からのスタートでしたが、これは決して「早い」部類ではありません。
あの振替授業で見た難関私立を目指す子供達は、ペーパーが解けるのは当たり前。行動観察でのリーダーシップ、巧緻性(手先の器用さ)、運動、絵画工作、そして大人顔負けの面接の受け答えまで、 年間220万〜270万円 という費用をかけて「仕上げて」きています。
国立小学校が第一志望であっても、席を争うのはこの「精鋭部隊」です。彼らは私立を本命としつつ、併願として国立を高いレベルで受験してくるからです。
最低限の国立対策だけで、この層と渡り合うのは無謀と言わざるを得ません。だからこそ、かけるんパパは 「総合コース」への変更が必要だ と確信したのです。
それは単なる「私立対策」ではなく、 「どの環境でも勝ち抜けるだけの圧倒的な基礎学力と、自信に満ちた人間力をつけるための投資」 なのです。
教育投資の本質:学費は「額」ではなく「使い方」
私たちが考えるべきは、「今、いくら払うか」ではなく、 「将来を見据えてどこに集中投資するか」 です。
将来、子供が「海外の大学に行きたい」と言い出した時、あるいは医学部などの高額な学費がかかる進路を選択した時、中学受験での「重課金」によって家計が枯渇していては元も子もありません。
小学校受験で「環境」という最高のギフトを贈り、中学受験の狂騒曲から一歩引いたポジションを確保することは、結果として 将来の「選択肢」を最大限に残すための、最も賢明なマネー戦略 になります。
私立小学校には、同じ教育観や価値観を持つ家庭が集まります。 そこで築かれる友人関係や、保護者同士の意識の高いコミュニティは、金銭では決して買えない価値があります。
また、最新のICT環境や専門性の高い専科授業は、公立小学校では得がたい「質の高い体験」を子供に提供してくれます。
結論:我が家は「私立・国立」の併願を念頭に置きます!
ママ、そしてこのブログを読んでくださっているお受験パパ・ママの皆さん。 今回の徹底的なコスト分析と現状把握を経て、改めて確信しました!
- コストの逆転現象: 小2からの通塾を前提とすれば、公立+中受の総額は私立小に限りなく接近し、もはや「公立=安い」は幻想である。
- 時間の価値を最優先する: 中学受験の6,300時間を、子供らしい豊かな体験と、一生モノの学びの土台づくりに充てさせたい。
- 環境という資産を買いに行く: 「ネイビーの精鋭軍団」が受けている質の高い教育環境を、かけるんにも与えたい。
確かに小学校受験の対策費(年長1年で200万円〜)は安くありません。しかし、それは「消費」ではなく、子供の 未来を切り拓くための「資産」 になります。
共働きでフルタイム家庭が、日々忙しい中での「お受験沼」への本格参戦。正直、体力も気力も限界に近いかもしれません。しかし、あの振替授業で見たハイレベルな子供たちの姿は、そのまま「かけるんの未来の可能性」でもあります。
次回お稽古で、「総合コース」への変更を申し込みまタイト思います。 そして、私立・国立を問わず、かけるんにとって「最高の居場所」となる学校とのご縁を本気で掴みにいければと思ってます。
かけるんパパと一緒に、もう一段上の世界へ挑戦しましょう!
小学校受験という選択は、決して贅沢ではなく、現代における最も合理的で、かつ愛に溢れた「最高の家族プロジェクト」と思いたいです・・。
我が家の小学校受験 課金状況(2026年1月時点)
------------------------
▪️子供向け体操教室 LUNA STUDIO
・入会金:8000円
・ユニフォーム代:6000円
・月謝:8800円(週1回)
・諸経費(待機中の飲食など):1回500円程度×4回
▪️サポート付き農園 シェア畑
・月額:13400円(税込)
▪️わかぎり21
・体験授業:6000円
・入会金:33000円
・国立・都立対策コース:24000円
・諸経費(交通費・待機中の飲食など等):1回1500円程度×月3回
・小計:67500円(税込)
合計:263800円(税込)
月額:52700円(税込)
------------------------
幼児教室4ヶ月目、
まだまだ積み上がりますよ〜
かけるんパパの「お受験日記」も是非!


コメント